鼓膜がやぶれる

On 1997/09/08, in 剣道LABO, by uribou

練習中に耳部を面布団の上から強打され,鼓膜にひびが入る外傷。わずかな出血があり,聴力が極度に弱まります。脱脂綿で耳栓をし安静にしていれば自然に治るが,症状が続いたり化膿した場合は,専門医の治療を受けた方がよいでしょう。

なお、面を着けたときに左右の布団を少し開き、耳と面布団の間に隙間を作る、耳抜きをするようにしましょう。

 

後頭部の強打によって一時的な意識不明があるが,脳に直接の損傷はなく,短時間で治るのがほとんどです。しかし,脈が少なくなったり,吐き気,頭痛,めまいなどが激しいときは,急いで専門医の来診を受けるようにしましょう。

 

肉離れ

On 1997/09/08, in 剣道LABO, by uribou

これは痛いですよ、結構。アキレス腱切れたかな?と勘違いしてしまいそうな衝撃があります。きれいに治さないと筋肉に跡がのこり再発の恐れがありますから根気よく治しましょう。

原因

肉ばなれとは、「筋繊維」や筋肉を包む「筋膜」、筋肉を構成する「筋繊維束」が部分的に切れたり、過度に伸びた状態。筋肉の柔軟性が悪いために筋肉が強く 収縮したとき、急激に引き伸ばされ、肉ばなれが起こります。ウォーミングアップが不十分なときや、筋肉が疲労しているときに起こりやすくなります。 肉ばなれの症状は、激しい痛みや腫れ、内出血などで、患部を伸ばすと痛みが増強するのが特徴です。

応急処置

ただちに患部を固定して安静にし、冷却するなどのRICE療法を行ってください。回復時には温湿布やマッサージ、筋力強化などを医師の指示にしたがって行 います。軽症の場合、約2カ月で回復しますが、筋肉自体に部分断列がある場合などは、手術が必要です。 肉ばなれは疾走中やジャンプの踏り切り、陸上短距離でのスタートダッシュのときによく起こります。運動前に念入りにストレッチングをすることで予防できま す。

経験談1(1999/秋)

昨年,杉並区の大会に出場した際にこれをやりました。その当時は仕事が忙しく,週に1回稽古ができればよかったというくらい練習ができませんでした。そし て,当日を迎えたわけですが,何試合も続けている内にかかとのつけね(アキレス腱?)が痛くなってきました。しかし,そのまま続行しました。

運良く決勝まで進出したのですが,面に跳んだときに「ばちっ」と音がした気がしました。「やばい」と思ったのですが,もう床には足がつけられずペンギンの ような状態でした。審判が一度止めてくださったのですが,優勝が目の前ということで続けてしまいました。結局試合に負けましたが,その後の処置もまずかっ た。

筋肉はいびつに上に上がり,縮みきっているかんじ。とりあえず,コールドスプレーを借りてひやし,救急病院に行くのがいやでそのまま表彰式にでてお酒まで 飲みに行ってしまいました。その後痛くて病院に行って大変怒られました。ふくらはぎのひどい肉離れでした。しばらくは固定,練習禁止となり3ヶ月は練習で きませんでした。予後が大事という教訓になりました。みなさんも気をつけましょう。

経験談2(2000/03/25)

あれは,春のこと。成蹊大学剣道部の稽古に参加。地稽古最後に一本勝負まけたらかかり稽古30秒という内容の稽古。2回目の勝負終了後の掛かり稽古で「ぱつん」と音がした。誰かの竹刀がぶつかったのだろうというかんじ。

剣道をはじめてから2度目の肉離れ。しかし,今回は前回のよりも幾分軽かった気がする。近所の接骨院にいってガチガチに固定された。全治2ヶ月。前切った ときにきれいになおさなかったもんだから,「断痕」がのこって筋肉がぼこぼこになり切れやすくなっているそう。かなり丁寧になおさないと,またやっちゃう そうだ。観念して病院通いに勤めた。もともと筋肉がかたいから切れやすいらしい。

今は稽古前後はストレッチをやるようにしている。

 

右かかとの故障

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正しい踏み込みをおこなえばかかとを痛めることはないのですが,やはり,スピードに頼りがちな中高生・大学生は稽古中「かかとサポーター」を右足にはめている人が多い気がします。

原因

簡単に言ってしまうと「上に跳ぶ」からです。
上に跳ぶということは,その人の構えは「跳ぶ」ために左足を突っ張り(つま先立ち),重心が偏っているということになります。また,足の前後の幅も広い場 合が多い気がします。そして「跳ぶ」ときには「前に跳ぶ」のではなく「上に向かって跳ぶ」形になっており,着地の際にはかかとから「ドン」と着地していま す。つまり,踏み込むときのかたちは前傾姿勢で腰がひけているので踏み込んだ右足の最初の着地点は右かかとになってしまうということです。かかとサポー ターを使用している人は,今一度自分の「構え」を研究してください。剣道を長く続けるためにも。

経験談

私は高校から剣道を始めましたが,大学1年までは「かかとサポーター」にお世話になっていました。痛みがひどいときはその上にさらに「バレーボール・サ ポーター」をはいていました。練習はほとんど週6日で休ませる暇なんてありません。しかし,ごまかしごまかしやっていたため最後には腰を痛めてしまいまし た。

そこで,構えの徹底研究をしました。『「かかと」を痛ませず,「腰」に負担のかからない踏み込みとは』と考え2,3ヶ月は「前傾姿勢」と「顎をださない」 を念頭に置いて矯正しました。私の場合は「稽古相手の右足を正しい姿勢で踏みつける」イメージで練習し続けたら,いつの間にかサポーターのいらないからだ になりました。腰はヘルニアっぽいので簡単には治らないけど,ちゃんとつきあっていけるようになりました。これからもお世話にならぬようがんばりたいで す。

 

ねんざ

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ふとバランスを崩したときに捻挫をしてしまうことがあります。そうなってしまった場合は、軽くみないでしっかり治しましょう。

捻挫とは

本来、関節には一定の運動範囲がありますが、スポーツなどで運動範囲以上の動きが強要された結果 、関節を構成する「関節包」や「靭帯」、「滑膜」がねじれ、部分的に切れてしまう状態を「捻挫」といいます。けがをして2~3日たっても腫れがひかず、体 重をかけると強い痛みが起こる、などの場合、骨折が疑われます。疑いがある場合は、病院に行きましょう。

症状

・患部が腫れる
・患部を押すと痛い
・ねじった方向へひねると、痛みが一層強くなる

応急処置

ただちに「RICE(ライス)療法」を行ってください。
R (REST=安静)
患部を動かさないで安静にして休む。足には松葉杖を使う、腕は三角巾で吊るなど体重をかけないこと。
I (ICE=冷却)
炎症を抑え、痛みをとるため、患部を中心に広めの範囲で、氷のうやバケツに入れた氷水などで冷やす。冷却スプレー、冷感パックも効果的。
C (COMPRESSION=圧迫)
内出血や腫れを防ぐため、スポンジや弾力包帯、テーピングで患部を圧迫して固定する。
E (EREVATION=高挙)
患部を心臓より高い位 置に保つことで、内出血や腫れを防ぐ。

冷却の際の注意
「冷却」は応急処置だけでなく、帰宅後も断続的に続けます。1回につき15~30分くらい、しびれて感覚がなくなった頃に冷やすのをいったんやめる治療を 繰り返します。 ただし、子どもやお年寄り、糖尿病の人などは血液循環が悪いため、長時間冷やすと凍傷を起こす危険がありますから、1回につき10分くらいにとどめてくだ さい。

回復までのながれ
捻挫を起こした患部は次のように進行して回復に向かいます。
1.炎症を起こす
部分断列した小血管から内出血し、炎症が起こる。
2.血腫を形成する
出血が周囲組織内に侵入すると血腫を形成する。炎症が治まり、回復に向かい始める。
3.回復する
血腫が吸収されると腫れが引き、瘢痕組織になて、皮膚の表面にひきつれが起こった後、回復。

捻挫はクセになるのか
捻挫を起こした部分は完全に治さないと、靭帯が伸びたままの状態が続き、サポートする力が弱くなってきます。この状態でスポーツを行うと、捻挫を繰り返す ことになります。つまり「捻挫がくせになる」のはきちんと治療しないために起こることです。 とくに足はバランス感覚をとる場所ですから、足の捻挫の場合はバランス感覚のトレーニングや、関節をサポートする筋肉を強化する訓練が必要です。

 

突き指

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竹刀の握り方によっては、親指などを突き指してしまいます。

指の腱断裂が多いが,骨折のこともある。

痛み,腫れ,機能障害が生じます。腱断裂のときは,その指を伸ばしたままにしてテーピングで固定し,安静にしておけば治ることが多いが,骨折の場合は専門医の治療を受ける必要があります。

 

打撲

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これは主に竹刀で打突される事によって,皮膚が骨膜までの軟部組織を損傷するもので,外出血のない外傷です。痛みがある場合は骨折を疑い、直ちに病院へ。頭の打撲に関しては注意が必要です。

応急処置

・特に骨折や皮膚に傷などがない場合は、患部に湿布薬を張ります。
・湿布薬がない場合は、氷のう、またはぬらしたガーゼやタオルを頻繁に替えて冷します。

その後

・痛みが和らぐまでは冷やす
・次に少しずつ温めてマッサージや軽い関節運動を継続
・徹底的に完治するようにつとめましょう

頭の打撲は要注意

軽そうに見えて重く、重そうに見えて軽いのが頭の打撲。何より油断大敵です。病院で精密検査を受けた方が安心です。
・頭を打った場合には、なるべく動かさないで観察し、担架などで早く病院に送る。
・意識がないときには、窒息させないよう注意することが大切です。
・口の中の食べ物や入れ歯などは取り除いて下さい。
・耳、鼻、口から出血している場合は、頭蓋底骨折の恐れがあります。
・血液、嘔吐による窒息を避けるため、口の中には常に注意を怠らないようにしてください。

 

筋肉痛

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剣道に限らず、久々に運動をしたりするとおきますよね。なってしまったものはしょうがないとあきらめ、ストレッチングや入浴、患部をもみほぐすマッサージをしてみましょう。

○原因

筋肉痛のおもな原因は「筋肉疲労」や「肉ばなれ」「こむら返り」です。私たちが通常、筋肉痛と呼ぶのは、筋肉疲労によるものです。 筋肉疲労は、普段使わない筋肉を過度に使ったために起こります。筋肉を過度に使うと、血液中にキニン、ヒスタミン、プロスタグランジン、カリウムなどの 「発痛物質」が発生し、筋肉に痛みを感じます。血液中に疲労物質がたまるため、張りやこりも生じます。 患部の血行を促進し、発痛物質を血液中から追い出すことで、筋肉痛は解消できます。

 

たこ・まめ

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極度の圧力や摩擦が加わるとその部分の皮膚が角化したり増殖したりします。剣道では手のひらや足の裏にできることが多いが,あまり大きいものではなく,また破れていなければ,消毒液を塗るくらいでよいです。

大きい水疱場になったものは,化膿しないように処置することが大切。十分に消毒した針で水を抜き消毒をしたのち絆創膏をつけておきましょう。本当は安静に するのがいいのですが。練習のときは,絆創膏の上からテーピングを完璧に施しておきましょう。痛みを伴うが,水絆創膏を塗って固めるとテーピングはしない で練習できます。

▼経験談

私はよく左足の裏に大きなまめを作ります。水を抜こうとがんばるのですが,長年発達してきた「ゾウ」のような表皮はなかなか針を通さず苦労をします。最近 は皮縫い針を使うしまつ。その後はよく消毒をして,乾かすようにつとめます。練習のときはバンドエードの上からテーピングをし完璧な状態にしていました。 「剣道足袋」を使用したこともありますが,掛かり稽古などのときに滑って大変やりにくかった気がします。

 

けがを予防するには?

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運動前後のストレッチングを習慣にすることが大切です。剣道は稽古後に挨拶をしに行ったりしてこの点を怠ることがありますが、けがを予防するためには大事なことなので実施するような環境作りもしていきましょう。

ストレッチングの効果

・柔軟性を高めて関節の動く範囲を広げる。
・血行を促進させ、血流速度を大きくする。
・靭帯や筋肉の伸縮性を高める。
・未発達な筋肉を補助する。
・関節痛や筋肉痛、炎症を予防する。
・運動後に行うと、筋肉痛の発痛物質が排泄され、速やかに筋肉疲労が回復する。

ストレッチングを行う上の注意点

・反動をつけずにゆっくり行う。
・痛みを感じない程度にして、無理をしない。
・最低30秒以上行う。長すぎてもいけませんが。
・これから使う、または使った筋肉を中心にストレッチングをする。