面の選び方

面は必ず自分にあったものを使いましょう。
きつければ稽古中に頭が痛くなり集中できないし,緩ければすぐとれてしまったりケガにつながります。
ただし,購入の際には使い込んでいくうちに内側がのびて多少緩くなることを考えて少しきつめのものを選ぶといいでしょう。また,購入の際には必ず試着してください。決して「体を防具にあわせる」ようなことは避けてください。

---選び方のポイント---

●最初は少しきつめのものを
・試着をして少しきつめに感じるくらいのを選ぶ。
・額に当たる部分はまだ頭の形にあっていないので、新品だと深くかぶれないことを念頭に置く。
・できれば頭の大きさを測ってもらって,自分にあったものをいくつか出してもらって試着すると良い。

●物見の位置も大事
・試着して物見(面金)が正しい位置に来ているか確認する。
・正面を向いたときに物見が目の位置に来ているか。
※物見=面金の上から6本目と7本目のあいだに目が見える。

●後頭部がはみ出ないように
・試着したときに後頭部が面布団からはみ出すぎていないか。
・新品だと中の輪がまだ顔になじんでいないので少しはみ出るが、紐で縛ってもはみ出ているものは危険。

●布団の厚さも大事
・面布団はある程度の厚みがあって弾力のあるものを選ぶとよい。
・薄くて堅いと頭に直接衝撃を受けるのであまり良くない。以前はそういう面がはやったらしいが…。

●面布団の長さは短めに
・面布団の長さは「肩が打突から守れる」長さが適度でしょう。
・長すぎても竹刀の操作のじゃまになる。
・短すぎては肩を打突から守れない。

●重すぎないものを
・あまり重すぎるようなものは首に負担をかけるので避けた方がよい。