【訃報】及川隆先輩(S61卒)
蹊剣会会員 各位
訃報
及川隆先輩(S61卒)が、7月26日にご逝去されました。
故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます。
通夜、葬儀は下記のとおり執り行われますので、
宜しくお願いいたします。
記
お通夜:7月31日(木) 18:00~
告別式:8月1日(金) 10:00~
場所:多磨葬祭場 日華斎場
〒183-0002 東京都府中市多磨町2-1-1
電話:042-361-2174
アクセス:http://www.nikka-tamasousaijyou.jp/access/index.html
喪 主 及川 正子 様
以上
さきほど、及川君とお別れをしてきました。穏やかな表情でした。
昭和59年(1984年)秋の東都大会、僕たちの引退ゲームで、当時3年で主将だった及川君は、レギュラーと補欠の間を行き来していた僕を、初戦から決勝戦まで6試合全部、次鋒で使ってくれました。試合の前日の大学体育館での稽古では、彼は僕を使おうかどうか迷っていたのか、もとに立っていない僕にわざわざ稽古を頼みにに来てテストをした上での起用だった。僕は同期の川口主将の構想からは戦力外気味だったけど、及川君は僕を評価してくれたみたいだった。
大学卒業と同時に剣道を離れてしまった僕にとっては、剣道人生の最後を飾る大会で、今でも当時の話をあれこれ出来るのは及川君のお蔭だ。
準決勝の上智大学戦に圧勝した後(6勝1敗だったかな)、選手を集めて「決勝(成城大学戦)もこのメンバーで行くから」と興奮気味に語った君の姿が忘れられません。「先鋒:青木(1年=日大二)、次鋒:松田(4年=埼玉県立熊谷)、五将:船越(4年=都立秋川)、中堅:窪田(4年=都立清瀬)、三将:及川(3年=都立保谷)、副将:玉沢(4年=佐賀県立佐賀西)、大将:川口(4年=長崎県立○○…忘れたごめん)」だったかな。
来年、予定されている昭和60年卒業組の同期会に君を呼び、「あの時、僕を使ってくれてありがとう」と言おうと思っていたのに…。そして、優勝したかったな、あの大会。
現役時代はそれほど意識していなかったけど、僕は及川君のことが大好きだったんだな、と改めて思っています。
そうだ、高畑、小藪、室谷、梅沢、中村、青砥。僕は1年下のお前らが大好きだ。
今のように指導体制もしっかりしていなかった1980年代、僕たちなりに必死に頑張った時代が懐かしい。
及川君、安らかに。
合掌。