帯刀

剣道では、帯刀ひとつをとっても作法があり、この動作ひとつとってもその人の剣道に対する姿勢や強さがわかるといっても過言ではないでしょう。

■帯刀の仕方

自然体で左手でもち,弦を下に向けた竹刀の鍔元を軽く握る
帯刀の際は,親指を鍔にかけて竹刀を約15度の角度を保ちながら軽く腰にあてがう

■帯刀→蹲踞→中段の構えの仕方

帯刀の姿勢から右足をわずかに前に出すのと同時に,右手で柄の鍔元を握り刀を抜く要領で竹刀を抜き,左手で柄頭を握り蹲踞をして構える。
そのまま立ち上がり,右足をわずかに出して中段の構えになる
納めるときは,中段の構えから蹲踞をして,刀を鞘に納めるように立ち上がりながら竹刀を左手に納めて帯刀する

■試合のときの「礼」

お互いに約9歩の間隔をとり,その位置で立礼をする
右足から3歩前進をし,蹲踞をして竹刀を抜き合わせる
試合が終わったら互いに竹刀を納め,左足から最初の位置に下がって立礼をして終わる