脇構え

脇構えは「陽の構え」とも呼ばれ,一見攻撃できない構えのように見えるが,実際は直ちに攻撃できる構えである。自分の持っている武器を相手に知られないよ うに構えて,相手の出方に応じて長く,あるいは短く使う構え。したがって,脇構えをとるときは相手に竹刀の長さを知られないようにして,強い精神で構える ことが大切。

■構え方

中段の構えから右足をやや大きく一歩退く
左拳を右腰上にとる
刃を斜め下にして相手から刃先が見えないように自分の身体の内に入れる
下段の構えと同様、相手の攻撃に対してどこからても刃筋を変えて反撃できるように構える